ズボン2ボタン/ずり落ち対策/折り目
- pochi
- 2019年8月16日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年8月19日
前回の簡単なズボンの続きです。
こういった具合に↓細部をつくってもう少しズボンらしくします。

トピックス
ボタンツールでボタンをつくる
伸び止めテープツールやプロパティでずり落ち対策
プロパティで折り目をつくる
ズボンの開閉部分を作ろう
こういった部分ですね

前回の続きで、細部のないモブキャラみたいなところからスタートです。
とりあえず、内部線としてオフセットで適当な数値で線をひきます。

その線でカットして縫い合わせて、こういった部分を作ります。

チャックの上のボタン部分を作っていきます。
左右対称ではなく編集したい場合に、クローンの状態(mayaでいうインスタンス)でしたらクローン解除でそれをときます。

適宜、パターンや3D上での配置を調整しましたら、

ボタンをつけていきます。
ボタンの配置は簡単です。ボタンツールとボタンホールツールで目的の場所をクリックすればできます。

ボタンとボタンホールを用意したら、ボタンを留めるツールで設定することでボタンが閉じます。

で、だいたいこうなりました。
ちょっとずり落ちてきてるので、調整したいところです。
これはこれでこういうファッションもありますが、今回は普通のズボンを。

(社会の窓(死語)がいつの間にか作られてますが、これは説明画像が前後しているだけですのでいったん気にせず)
Tips <ずり落ち対応>
いまのところ私が知っているのは以下の3つです。
パターンを修正する
伸び止めテープツールを使う
’’横の収縮’’を設定する
まず1つめのパターンを修正する、これは単純にアバターのウェストに対してパターンが大きいので調整するってだけのことですね
基本周囲メジャーツールで、ウェストサイズを計ってパターンを調整するのもよいかと。

ウェストサイズに合わせたとして、やっぱりまだずり落ちたりします。
さらにパターンを絞るように調整すればずり落ちなくなりますが、今回のイメージは男性ものの普通のズボンなので、実物だったらベルトで留めたりするところなので、それと同じような疑似効果を与えたいと思います。

それが伸び止めテープツールです。
使い方は簡単です、ツール起動し適用したいパターンの辺をクリックしていきます。
設定されたところは、ベージュの色がつきます。
だいぶずり落ちが改善できました。

ベルトのようにパターンを絞るというよりは、たまに見かける↓ズボン内部に貼られたゴム製の滑りどめのイメージに近いツールかと思われます。

3つめの、横の収縮については、シミュレーション時にパターンが縮むようになる設定です。パターン選択時の横のプロパティ内にあります。

デフォは100です。
それを少なくすることで縮む効果がでます。
ずり落ち対策としてよりは、こういう絞りのあるデザインのときに使うことのほうが多いのかもです。まぁまた何かの時に。

次は、社会の窓(死後)部分、まずは線をひきます。

Tips!
線を引いてて、はみ出ることもままあります。そんな時、パターン外周線に合わせるで、↑のようなはみ出ないよう線を調整できます。
外周状にぴったりくることになるので、あえてはみ出させてこれを実行したりもありなのかもですね。

パターンを抽出して作ります。
抽出するときは、トレースツールを使います。

目的の構造になるよう縫い合わせたりパターンの調整をします。

折り目をつくる
とりあえず線(3Dパターン)ツールであたりをつけてみたりです。

内部線を追加します。
これだけでも折り目はでますが、せっかくなので調整プロパティをみてみます。

線を選択するとプロパティのここにでます。

これらをいじって調整できます。
わかりやすくあえてちょっと強めに。反対側も同様に設定します。

今回はこんな感じで以上です^^
ジッパーをつけたりもできますがゲームモデルではポリゴンで表現するのは考えづらいので割愛です。
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